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ロボットアニメを変態的視点から覗き込むブログ

自分の趣味のロボットアニメ、SF、歴史、その他適当に興味を持ったものについて連々と書き重ねるブログ面白い事は言えません。

今更更な夏ロボットアニメレビュー

お初の読者は始めまして。

もしブログを読んでくださっている読者がいましたらお久しぶりです。

メッカンダです。

 

仕事とプライベートの忙しさにかまけて、ブログの執筆のことが頭の中で因果地平の果てにまで吹っ飛んでおりました

ですが、忙しい中でロボアニメ鑑賞はなんとか続けておりました。

今更夏クールロボアニメと思う方もいらっしゃると思いますが、遅まきながらレビューを読んでいただけると幸いです。

 

 

 

マクロスデルタ ☆☆☆★/☆五つ評価 ※★は0.5

ついに参りました、マクロスFに続くマクロスシリーズの続編。今回は、歌姫ならぬアイドルユニットという、最近流行りのスタイル。(といっても全盛期は過ぎた感がありますが・・・)そして、敵であるウィンダミア空中騎士団もも女性向けを狙ったイケメン揃いといったある意味対象広げすぎじゃないか、というキャラクター布陣。加えてバルキリーのデザインも統合軍側が双発機、ウィンダミア側が単発機と、ある意味対照的。

視聴中の話の展開は、ここ最近のロボットアニメの中でもかなり面白い部類であると思いました。中盤の主人公たち統合軍側が敗走する話は、これからどうなるんだ?!というわくわく感があったし,中盤からの終盤まではウィンダミア対統合軍のバトルはじめ、主人公たちと空中騎士団の接触、ワルキューレの生い立ちとなぜ彼女らが歌うのかが濃密に描かれ、どう決着をつけるか全く予想のつかない展開に期待したものです。

さてその気になる最終回は・・・、交戦中に突如野望をむき出しにしラスボス化した敵の眼鏡君に対し、δ小隊空中騎士団はこれまた突然に共同戦線をはり、リンゴ姫ことフレイアのおかげで美雲も無事戦線復帰、ワルキューレ復活。地味に、ほんとーに地味ながら主人公とミラージュのコンビも頑張るなか、エース白騎士がラスボス眼鏡君に止めを刺しながら、爆炎の中に消え、ウィンダミア撤退、和平交渉ENDへ・・・。

 

・・・えっ、

・・・なんか違くね。

 

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(最終回におけるラスボスどや顔眼鏡) 

 

と、こんな感じで自分が思い描いていた結末(ウィンダミアと統合軍である程度決着をつける感じで、進むと勝手に思ってました)と、ずいぶん違う、あれ君そっちいっちゃうの?みたいな終わり方でした。確かに、ウィンダミア側にもかなりクローズアップして感情移入させる演出してましたから、ハッピーエンドに持っていくにはこういう結末に向かうのもやむなしだったわけのでしょうけども。

しっかし、逆を言えば決着としては何ともあいまいな落としどころに落ち着いてしまったともいえるでしょう。主人公側もウィンダミア側でも魅力的なキャラを作ろうと頑張っていましたが、そのせいで描写が浅いというか中途半端になってしまったキャラクターもいました。

例えば美雲。ミステリアスでクールなキャラ付け故、多少人と距離を置くキャラクターで、そのうえ明かされたバックボーンはクローンで歌を歌うことしか生きる理由がないというもの。物語ではワルキューレのなかでフレイアを導くキャラだったものの、前述のキャラクター性と経歴のこともあり、自分のことを語らないので最終回でのワルキューレ復帰へのカタルシスとキャラへの感情移入が少し難しい感じに。

他にも空中騎士団の双子とか、全然話に絡まないのもいたり。お前ら薬の出どころ探す時しか活躍の記憶ないぞ。

 

そして問題点がもう二つ。

まずマクロスシリーズの話の中での核の一つ「三角関係」があんまりうまく描かれなかったこと。というか、ぶっちゃけ盛り上がりませんでしたね、はい。

ミラージュが奥手だったいうか、距離間が戦友とか同僚のままでストップしてる一方、フレイヤとハヤテの仲は、ワルキューレ絡みのイベントでガンガン進んでいきます。もうこれ、彼女に勝ち目ないじゃん・・・って感じで終盤まで進んでいきます。良くも悪くもフレイヤのヒロイン力が高すぎましたね。

もう一つは、前述でも述べたように敵味方の様々なキャラクターを掘り下げようとした関係で、結局主人公・ヒロイン以外のキャラクター個人のバックグラウンドと成長過程が少し薄味だったかなという点。美雲さんとか空中騎士団の影が薄い面々とか、まさしくその最たる例といったところ。

なんというか、視聴者の狙いどころを広げすぎたというか、ドラマを頑張って広げようとした結果、若干とっ散らかった感じになったとでもいうのでしょうか。分割2クールでやれれば、ここら辺はかなり描けてたのではないと思う次第。

 

ここまでちょっと惜しかった点を挙げていましたが、このアニメに点数をつけるなら平均点以上の秀作であることに異論はありません。

今回菅野よう子がいない中で、今よりのアイドルソングに寄せた感じのワルキューレの歌は後からじわじわくるという、遅効性の毒みたいな切れ味でした。アイドルソングの電波曲っぽさが少しはいってたりしながらも女性ボーカル5人のパワーがきかせるんでしょうか。自分はヘビロテしてしまう曲は「破滅の純情」でしたね。

作劇の中でもワルキューレの掘り下げも十分だったと思っています。ワルキューレ結成の過去話とか、今に至るまでのメンバーの関係性の掘り下げとか戦術アイドルユニットというちょっとアイドルとは違う苦労を見せるにちょうどよかったですし。願わくば、ここに美雲さんがより絡んできたらより最終回が味わい深いものになっただろうに。

ちなみに推しメンはカナメ・バッカニアさんで。彼女の境遇とリーダーを張るにふさわしいフォローっぷりとしっかりさをみれば、そらメッサー少尉のようにファンになるよ。

バトル描写もエリュシオン強攻型の戦いっぷりがかなり良かったですね、マクロスFの時と言いマクロス艦の戦闘シーンにハズレ無しという印象。主人公達の戦闘はファイター形態中心の空戦がメインでしたね、主人公の名前の由来のインメルマンターンはやっぱりやるよなと思いながら見てたり。

 

総合していうと、深夜アニメとしては平均点以上のアニメですが、マクロスシリーズのテーマを考えて評価をしますと、あと1歩及ばないっと言った感じでしょうか。

 

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(良くも悪くもヒロイン力が強すぎましたね・・・)

 

 

 

クロムクロ 評価 ☆☆★

PAワークス初となるロボットアニメ。敵が外宇宙からの侵略してくる宇宙人だったり、主人公剣之介が戦国の過去からやってきた武士だったり、黒部ダムが光子力研究所みたいな秘密基地化していたりと、ひと昔前のテンプレが活きるアニメ。剣之助が姫追っかけすぎなところがあるとはいえ、根がまっすぐで責任感のある、真正面から受け止める気負いのある、もののふタイプな主人公なので、由紀奈との絡みも併せて安心してみれましたね。ここまで二人の仲を応援したいカップルは久しぶりじゃないかな。

序盤は敵侵略、鬼の謎、剣之介の過去に加えて、敵ロボット(ギミック付き)VSクロムクロの殺陣が見ごたえがあり,なかなか期待させるものがありました。学園になじんでいく日常話も盛り込みつつ、いい感じの展開になるかとおもいきや・・・。

 

なんというか、話の盛り上げ方が蛇行しすぎで「あれ、落ちてかないぞ、上がらないぞ」という感じになっていきます。盛り上がりそうなところから、次の回が旅行回とか撮影回だったり。もちろん戦闘もありますが、本当に比率的に3:1ぐらいなのでちょっと刺激不足を感じたり。もっと敵さん出撃してきていいのよ。

富山県が舞台ゆえでしょうか、都会のせわしなさと関係なく話がスローテンポで進んできてます。ただ話が進んでいないわけではなく、剣之介と由紀奈と関係性の変化を軸に訓練回、学園祭回、旅行回などイベントをこなしながら進んでいくわけです。

そういう意味ではこのアニメは現代女子高生とタイムスリップしたお侍の二人のカップルの恋愛譚と学園の日常+α(ロボット成分)というのが正しい見方かも。まあSF要素あんまりいらなかったですし。

 

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(中途半端な立場過ぎて一番いらなかったの先生じゃないかな・・・)

 

 

ただこの話一つ一つが無関係というわけでは決してなく、これらの緩い回があったからこそ最終回の二人の行動と結末であり、視聴者は二人の選択肢を全力で応援したくなるんですね。

 ロボットアニメとして、そしてエンタメとしてのアニメとしてはちょい微妙ですが。二人の恋愛譚としては面白かったと思うのでこの評価。しっかし最近はラインバレルみたいな足首がないメカデザ流行ってますなあ。

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トランスフォーマーアドベンチャー マイクロンの章 ☆

前作TFADから、新たにコンボイ司令官を加え始まった第2シーズン。ジャイロゼッターEDを彷彿させるサイバトロンチームが踊り狂うEDも健在。

 

今作の見どころは、子供向けとしての王道と安定を目指したゆえの、心配なく見れる王道展開とチームリーダーとして自立し始めたビーとコンボイのすれ違い。

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(超えるべき上司と守るべき元部下、映画ではそんな展開ないのでなおさらよい)

 

 

基本一話完結で、きちんと起承転結を抑えつつ最後はきちんと締める展開は後腐れなくしっかり見ることができます。(それをいい意味で裏切る盛り上がりがない、王道過ぎて味気ないといえばそれまでだが・・・)もちろん戦闘で盛り上がる回もあり、サウンドウェーブ、ストッケードの戦闘回は十分に面白いといえるでしょう。

そしてそうした展開の中で、バンブルビーコンボイのリーダーを巡るすれ違いがいいスパイスになっている。かつての部下としての立場から一転チームリーダーとして成長した結果、指図されることに反感を覚える、ある種のニューリーダー病っぽくなってしまったビーと、自分の豊富な経験と責任感ゆえに口を出さずにはいられない過保護感があるコンボイのさざ波のような微妙な対立がリアルな感じがする。車両になれないグリムロックの苦悩や、サイバトロンの面子の小さな関係の変化を含めて、対人関係としてのチームをより描けてたのではないでしょうか。

あと前作あんなに頼りになったコンボイがプライムにパワーを吸われて、ちょっとポンコツになっているのがかわいい。

欠点として、やはりTFPと比べてシリアスさが足りないなと感じますな。(というか、TFPがいい塩梅過ぎた)

 そして、新たに出てきたディセプティコンチームのリーダーを使わない展開はもったいなさすぎる。特にグロウストライクとか、いいキャラだったのにな・・・。

最終決戦で作戦が決まるのはよかったんですけど、膨大な数のディセプティコンと戦う展開もみてみたかったこともありますし。

アメリカの視聴者のツボを丹念にマーケティングして練られた展開と欠点を鑑みた結果、☆四つで。最近の深夜アニメとは作りが違いますね、やっぱり。

 

では次は、秋冬アニメレビューになりますでしょうか。気長にお待ちいただけると幸いです。