セイバー使い始めた人の少し怪しい、2018年楽天セイバー分析 投手編 辛島航
皆様こんばんは。メッカンダです。
今回は楽天イーグルスの辛島航選手について分析していきたいと思います。
ではまず2018年度の成績から。
最終的な防御率が4点台とはいえ、9敗は負けすぎなのでは・・・と、思っていると
援護率のデータがそれを証明してくれました。
援護率は悲しみの2.85、以前紹介した則本、岸は4点台なのでムエンゴっぷりが輝く。
そして楽天ローテの若手勢の古川、近藤が辛島より更に援護率が低い、という事実に震えます。
さて続いてセイバー分析のお時間。
今回はBB/9を指標として追加しております。なぜかというのは後述。
各指標が優秀か劣っているかを見るために、それぞれの指標の平均を追加しています。
なんとなく数字のイメージがつきやすくなったのではないでしょうか?
彼の成績を2017年と2018年を比べると、WHIPが大幅に悪化しているのがわかります。では何故WHIPが悪化したのだろう、と考えているとK/BBの数値の悪化に目が止まりました。
というわけで、四球率のBB/9に注目した次第であります。
ちなみに2018年度の規定に達した他選手のBB/9を下の画像で見てみましょう。
比較すると辛島選手は、ローテ級投手と比べると四球の多さで難があるというのが分かります。BB/9でも平均より悪化傾向ですし。
2017年は良かったので、彼自身の制球の問題か、今年に入って対策されていることも考えられるでしょうか。
更に彼の投球内容を突き詰めるべく「データで楽しむプロ野球」様の投球内容の項目を17年度、18年度で見ていると興味深いことに、18年度は球種ごとの四球数が万遍なくあがっているのがわかります。
そしてまた面白いことにストレートの見逃し率が20%(17)→28%(18)と、被打率も0.299(17)→0.321(18)と大きく上昇しています。
ここに秘密がありそうですね。流石にプロの技術内容まではわかりませんが、ストレートは見逃すまでギリギリまで引き付けるとかやってるんでしょうか。
彼の持ち味はチェンジアップによる速度差を活かしたタイミングのずらしなので、そこの対策の結果として、見逃し率がつながってくるかもしれません。(技術論は詳しくないので憶測になってしまいますが・・・)
来年はここの対策の対策が、彼の成績浮上の分れ道になりそうです。楽天左腕のエースとして頑張ってほしいなあ。
今回はこんなところで、次回更新は12月15日を予定、したいなあ。選手は考え中です。
ではでは。