セイバー使い始めた人の少し怪しい、2018年楽天セイバー分析 投手編 フランク・ハーマン
2019年楽天のシーズンをワクワクしながら待っているメッカンダです。
今回は2018年松井に代わってクローザーを務めたフランク・ハーマン選手を見ていきます。
2018年度成績、成績解説
2018年度は打高と言われるシーズンですので、防御率をみると割と優秀ですね。
パのクローザー(森・増井・内・石川・ヒース)たちは防御率は2点台なので、数字で見ると優秀に見えます。
実際負数は3で、セーブとHP合わせると32でパ全体で5本の指に入る投手なのでかなり優秀なのは間違いないでしょう。
楽天の台所事情から見ると、松井・福山が序盤から打たれ勝利の方程式が崩れる中で青山と合わせて貴重な勝ちパで投げてくれるリリーフでした。
セイバー分析
WIHPとK/9が優秀なことから、奪三振率が高く被出塁が少ないクローザー適性の高い成績であることが分かります。
さて去年より良い防御率(2017年度は2.72)だった2018年度ですが、セイバーで見てみると意外な事実がわかります。というのは、K/BBやB/9が2017年から悪化していることから、コントロールに関しては2017年よりやや悪化しているということです。
しかしHR/9が良化しており、長打が少なくなったため、そのまま防御率に反映されている感じになるでしょうか。
小松ドミが少ないのは、去年ホールドを33挙げたのことと、チームの影響ででるイニングが少なかったのも原因でしょう。序盤調子が悪く、終盤打ち込まれた試合の後に怪我が発覚して抹消された影響も大きいです。
投球分析
彼の持ち味は最高150kmを超えるストレートと、そのストレートと30㎞の差が出るナックルカーブです。
配球比率を見ても、ストレート6割・ナックルカーブ3割の2球種でほぼ組み立てているので、プロでも難しいレベルの球速差と変化量があるのでしょう。
彼の弱点は2球種で組み立てているので、コントロールが定まらないと一気に捉えられてしまうことです。事実自分が見た試合もナックルカーブのコントロールが決まらず燃えてしまう展開になりました。(そもそもナックルカーブのコントロールがかなり難易度が高いのですが)
恐らく彼の球はわかってて打てないタイプの投球なので、いかにコントロールよく、かつフォームを崩さず投げ切れるかが生命線だと思います。(ナックルカーブのリリースの影響で、ストレートのリリースが早くなると球が浮きやすくなるため)
終盤に肩の怪我で離脱したため、今年は特にストレートの出来がやや気がかりです。怪我からまた以前の状態に仕上げることができれば、また勝ちパとして輝きそうですが果たして。
次の投手は未定です。一回規定打席の野手をやってみようか考え中。
2019年もお付き合いいただけたら幸いです、ではでは。