セイバー使い始めた人の少し怪しい、2018年楽天セイバー分析 投手編 則本昂大
では、早速始めましょう。
まず今年度だけだとデータの傾向がわかりずらいので、デビュー年の2013年までデータを拾ってます。
ちなみに今年の成績
門倉ばりの勝敗数ですね、防御率ですが2017年が2.57だったのでだいぶ悪化しております。
さて何があったのか、分析してまいりましょう。
今回の企画は、自分がそもそもセイバー計算式の過程を理解する目的もあるため、
単純な投球成績からでる
「WHIP」「K/9」「K/BB」「HR/9」「FIP」「LOB%」「被BABIP」「小松式ドミネーション」を採用しています。(小松式Dは先発と中継ぎ・クローザーを一緒の土俵に立たせるための指標として試しに使っています。)
さて指標を見てみると、やはり防御率の悪化に比例して、WIHPとFIPも悪化しております。
残塁率を見るLOB%は成績が良かった去年とほぼ変わらず、被BABIPも変わらない(そもそも奪三振を取れる性質があるため被BABIPが上がりづらいのですが)うえ、奪三振率を示すK/9も例年と比べ、そこまで離れておりません。
そう考えると、三振は取れるが打ち込まれる状況が多いということでしょうか。
HR/9の数値の増加から察するに、長打を打たれる割合が増えたのは事実です。2017年の被本塁打11本と比べ、今年は18本の大幅増。
防御率の悪化はここに理由がありそうです。
さて2018年の対戦成績を見ると、早速犯人が分かりました。
犯人は、球団別防御率を9点台まで押し上げたペナントレース覇者、「西武ライオンズ」です。
ネット界隈でも一部で話題になっていましたが、西武は則本の癖を見抜いているという噂が真実味を増しますね。
西武だけ投球回数と打者数が少ないにも関わらず、ここまで防御率を悪化させられているとなると則本は完全に攻略されていることに他なりません。
奪三振が少なく、四球が投球回を考えても多いことから、変化球を見切ってるといった印象を受けます。
来年の成績立て直しには、対西武戦をどう攻略するかにかかっているのは間違いないでしょう。楽天に浅村が来たとはいえ、西武打者はまだまだ猛者ぞろいです。
こんな感じで進めて参ります。明日は岸で、楽天2年分のデータを使ってお送りします。ぶっちゃけ仕事終わりなので、今日より文章少ないかもしれないけどご愛敬ということで一つ。
ではではー。