ご隠居さんの楽天イーグルスとか、ロボアニメ・歴史とか適当に書き綴りたいブログ

自分の趣味の(野球)楽天イーグルス、ロボットアニメ、SF、歴史、その他適当に興味を持ったものについて連々と書き重ねるブログ面白い事は言えません。

自称ロボットアニメ好きが語る、2018年ロボットアニメ総括(画像は後で入れるよ!)

2019年初の記事は、2018年のロボットアニメの自分なりの総括をしたいと思います。ちなみに2018年産で自分が見たアニメがこちら。

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2018年放映ロボットアニメ メッカンダが視聴したもの(赤丸)

意外とロボアニメみてないな、自分・・・。ちなみにここにヤマト2022とエウレカセブンが入ります。(視聴途中ですけど)

 

 

ではランキング形式で参りましょう。

8マジンガーZインフィニティ

現代風にアレンジされたマジンガーZのデザイン、個人的には大好きです。

迫り来る大量の機械獣と、それらに立ち向かうグレートとマジンガー、成長した兜甲児たちが顔見せする前半部分は非常に盛り上がりましたし、期待度も高かったです。

ただ途中から出てくるリタとインフィニティの部分で、妙に中弛みが感じてしまって自分的には盛り上がれませんでした。シナリオはストレートで熱いな、と感じる部分があったのですが、個人的にフックが足りなかったのかのめり込めない部分がありました。マンガのマジンガーZERO シリーズの面白さのハードルが高すぎて期待値をあげすぎてしまったのもありますが。

7ダーリン・イン・ザ・フランキス

終盤の展開で色々ネットでは言われていましたが、自分は結構好きな作品であります。というのは、第13都市部隊の面々のなかで起きるぶつかり合いやすれ違いがジュブナイルとして良く表現できてるなあ、と思っていたからです。

特に第2部(7-15話)あたりの叫竜との戦闘に絡めつつ関係性が進行していく点が、ロボアニメととジュブナイルの按配が堪らなくよかったです。個人的にはミツココの展開がとても良かった、記憶喪失からのまた関係を取り戻す流れも👍。

コヤマ先生のメカデザインも昨今のロボットを表す記号が似るマンネリから外した新しいデザインなのも◎。

個人的にはこういうエウレカセブンのようなSFジュブナイル路線は好きなので続いてほしいなあ、と思いってます。まあSFとジュブナイルが上手く噛み合った結末ってのが難しいですけどね。

6宇宙戦艦ティラミス

中田譲治が主人公の陰毛の声を当てたときは何事かと思わせてくれた、そんなハーブをガンギメしているアニメ。5分アニメじゃなかったら視聴継続出来ただろうか…(同じくらいキメていたヘボットは無事挫折)

このアニメの何が面白いって、ロボットアニメのよくあるシチュエーションが主人公たちの拘りやら面白可笑しい行動のせいで、一気にシュールな絵面になること。ギャグ自体は下らな!ってなるけど、シチュのせいで笑ってしまう。そんなイメージ。

あとロボットアニメでああ、出てくるよねー。ってなるキャラクターが、大体何かしでかす。ギャグの裏で隠している世界観はすごそうだけど、ギャグ時空のせいでよくわからなくなる。実に不思議な味がするギャグアニメです。

 

5フルメタルパニック InvisbleVictory

ようやく動くレーバテインが見れる!というか3期から13年も空いてたのか、と思うとよく4期が放映されたな、と思う次第です。

個人的にインパクトが残ったのは、アマルガムの陣代高校襲撃シーンとクラマとの銃撃戦。だいぶ前に読了したので詳細を覚えていなかったので、アマルガム襲撃の流れやかなめとのやり取り、宗介がクラスに秘密を空かすシーンを新鮮な気持ちでみることが出来ましたね。

クラマの銃撃戦のシーンはマンガ版ともまた異なった展開で、おおう、こうくるか。と思いながら見てました。

レーバが出て来てからの無双シーンが小気味よいのですが、ちょうどそこで終わりなのが悲しい。5期は果たしてやるのでしょうか、そん時幾つなんだろうかと考えると怖いなあ。

4ガンダムNT

ニュータイプ論を掘り下げることやナラティブ組体操で話題になっていた本作。

自分の感想として、ガンダム映画としては非常によくまとまってたな~と思ってます。質の高い戦闘シーンを展開しつつ、ヨナ達3人の今に至る過去の因果とそれから解放される物語が上手く描けていたと思います。

特にミシェルの、ヨナを若干突き放しつつ、裏でガンダムの装備をあれこれ手配して気にかける距離感よくないですか?(語彙喪失)

ヨナの執念と後悔、ミシェルの贖罪といった属性が二人の関係性のスパイスになってますね。

ニュータイプの掘り下げですが、今回描かれていたのはサイコフレームと合わせたニュータイプの可能性と危険性なのかなと思っています。ゾルダンはそのリスクの、リタとフェネクスは可能性の象徴であるのかなと。

戦闘シーンに関してはサイコフレームがメインになっているとはいえオカルトパワーが多かったのは気懸かりなところ。まあリアル寄りすぎても視聴者が・・・と塩梅が難しいのですけど。

澤野サウンドは安定してて何も言うことがありません、素晴らしいの一言。

 

 

3新幹線変形ロボシンカリオン

今、おそらくロボットアニメで一番ちびっこ人気が高いのがこのシンカリオン

自分もちょくちょく見てますが、王道展開で安心して見れるのは大きいですね。

ハヤトたち運転士たちの交流や大人たちが考え方をしっかり持っているのも見れる要因ですね。個人的には最近の敵幹部エージェントたちと交流しつつ、お互い葛藤していく流れがいいなと思いつつ見てます。

あとリンク合体とか合体方法が豊富なのも、見ててプラス。(玩具の販促的都合もあるだろうがそれでよし)親父さんが転勤したら、親父さんの機体との合体する機会が無くなるのは笑う。ハヤトの乗るE5とそれ以外の機体の活躍の差が激しい気がしないでもないが、ちびっ子たちは気にしないのだろうか。

ちなみ甥っ子にシンカリオン面白い?と聞いたところ、「好きじゃない」という素直な感想を頂きました。本人曰くなんか気に入らないらしい。なぜだ。

 

2グリッドマンSSS

前作グリッドマンを見てなくても中々楽しめた作品。というか、放送後の感想スレでオタクたちが勝手に解説してくれたのも合わさって、2度楽しめた作品だと思う。

話のつくりは謎の散らばる世界観とキャラクターたちの、謎がどんどん明かされていくというものだけど、そこにちょくちょく小ネタを仕込んでいく作りが分かる人には凄い受ける作りになっている感じがしますね。いや主人公達の衣装デザインがトランスフォーマーとかわからんでしょ・・・。

主題歌でも歌われてるように、敵を倒すだけじゃなく「救いに行く」という展開があったのは良かった、本音を言うともう少し踏み込んで描写してほしかったけど。

戦闘シーンが特撮の視点を踏襲しながら、派手に動いているのもグッドでしたね。

 

 

1プラネットウィズ

 今期NO1は自分の中では間違いなくこのアニメ。「かっこいい」というより「かわいい」感じすらある「先生」のデザインが、動くとこんな違って見えるとはという感じ。

序盤の飛ばしていく展開の連続から、後半の共闘展開やら各キャラクターが余すことなく活躍する龍戦で、ひさしぶりに「いいアニメだ」と率直に思いました。ただ戦うだけでなく、ギンコや宗矢を通して「許す」という展開になったのもいいですね。

ロボットアニメはどうしても「戦争」という側面があるのでキャラクターが得てして捨てがちになるのですが、ここまでキャラクターを活かした展開になるとは思わなかったですね。

封印派と穏健派とか、ネビュラウェポンの存在含めていい感じにSF的世界観を含めていたのも高評価。

 

 

 

こんな感じでしょうか、正直間が開きすぎて感想が大分抽象的になってます。反省。

こういう情念的な感想はやっぱある程度リアルタイムじゃないと自分の持っている空気感を書けないのかな、と思ったり。

2019年ロボアニメの感想もどっかでやります、忘れないうちに。ではでは。

 

セイバー使い始めた人の少し怪しい、2018年楽天セイバー分析 投手編 フランク・ハーマン

 2019年楽天のシーズンをワクワクしながら待っているメッカンダです。

今回は2018年松井に代わってクローザーを務めたフランク・ハーマン選手を見ていきます。

 

2018年度成績、成績解説

  投球回 四球 三振 自責点 防御率
2018 45.1 18 12 17 44 10 1.99

2018年度は打高と言われるシーズンですので、防御率をみると割と優秀ですね。

パのクローザー(森・増井・内・石川・ヒース)たちは防御率は2点台なので、数字で見ると優秀に見えます。

実際負数は3で、セーブとHP合わせると32でパ全体で5本の指に入る投手なのでかなり優秀なのは間違いないでしょう。

楽天の台所事情から見ると、松井・福山が序盤から打たれ勝利の方程式が崩れる中で青山と合わせて貴重な勝ちパで投げてくれるリリーフでした。

 

セイバー分析

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2018~2017年度 セイバー

WIHPとK/9が優秀なことから、奪三振率が高く被出塁が少ないクローザー適性の高い成績であることが分かります。

さて去年より良い防御率(2017年度は2.72)だった2018年度ですが、セイバーで見てみると意外な事実がわかります。というのは、K/BBやB/9が2017年から悪化していることから、コントロールに関しては2017年よりやや悪化しているということです。

しかしHR/9が良化しており、長打が少なくなったため、そのまま防御率に反映されている感じになるでしょうか。

小松ドミが少ないのは、去年ホールドを33挙げたのことと、チームの影響ででるイニングが少なかったのも原因でしょう。序盤調子が悪く、終盤打ち込まれた試合の後に怪我が発覚して抹消された影響も大きいです。

 

投球分析

 彼の持ち味は最高150kmを超えるストレートと、そのストレートと30㎞の差が出るナックルカーブです。

配球比率を見ても、ストレート6割・ナックルカーブ3割の2球種でほぼ組み立てているので、プロでも難しいレベルの球速差と変化量があるのでしょう。

彼の弱点は2球種で組み立てているので、コントロールが定まらないと一気に捉えられてしまうことです。事実自分が見た試合もナックルカーブのコントロールが決まらず燃えてしまう展開になりました。(そもそもナックルカーブのコントロールがかなり難易度が高いのですが)

恐らく彼の球はわかってて打てないタイプの投球なので、いかにコントロールよく、かつフォームを崩さず投げ切れるかが生命線だと思います。(ナックルカーブのリリースの影響で、ストレートのリリースが早くなると球が浮きやすくなるため)

 

終盤に肩の怪我で離脱したため、今年は特にストレートの出来がやや気がかりです。怪我からまた以前の状態に仕上げることができれば、また勝ちパとして輝きそうですが果たして。

 

次の投手は未定です。一回規定打席の野手をやってみようか考え中。

2019年もお付き合いいただけたら幸いです、ではでは。

 

 

セイバー使い始めた人の少し怪しい、2018年楽天セイバー分析 投手編 青山浩二

2018年と平成もあとわずかですね、メッカンダです。

平成最後の年の締め括りは、今年復活して勝ちパとして大車輪の活躍を見せた、楽天の大ベテランこと青山浩二投手です。

去年も後半から14試合無失点で復活の兆しを見せてましたが、今年は安定した投球で勝ちパの一角を担い、福山、松井を欠く中ベテランらしく試合を作りあげていきました。

2017年かな、マウンドに上がると(楽天ファンから)悲鳴が上がるシーンもあったので、よくぞ復活してくれた、という思いも強いです。

 

 

今回から成績の取り上げる項目をホールド、四球、三振、自責点に変更しました。

では、2018年の成績をどうぞ。

  投球回 H 四球 三振 自責点 防御率
2018 48 .2 26 21 37 10 1.85

投球回48回に対してホールドを28回も記録しているのが、勝ちパとしての風格を感じる成績になっています。

ちなみに2017年の防御率は2.30、齢35歳にしてステップアップする投手とは恐れ入ります。

 

 

 

それでは彼の復活劇をセイバーで分析してみましょう。 

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2018~2017年 青山選手セイバーデータ

さて数値を見てみると、防御率FIPの差に気づきます。そこからFIPと失点率の差を見てみると、-1.50という数値。被BABIPとLOB%も併せてみてみると、確変かもしれないのか・・・、といった感じです。

BB/9は平均より高いですが、WHIPが低いので投球回数から見てみると打者が出塁していない、つまりヒットが打たれてない、ということでしょうか。ただ三振率のK/9が平均的なので打たせて取っているのか?いまいち判断がつかないが、ここに今年度の成績の肝がありそう。

そこで注目するのがK/BB、自分はここでコントロールの良さを表す指標としてみていましたが、三振Pか打たせて取るPかわかる指標でもあるそうです。

青山選手はこの数値が低いので、打たせてとるPということがわかります。このタイプだと被BABAPが低くなるので(黒田などが典型例)、2017年からスタイルが変わっていないことがわかります。

 

 

さて被BABAPとK/BBが下がったということは、打たせて取る投球術をより磨いたということになるでしょう。その理由を探っていきましょう。

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2018年 青山選手球種配分 @データで楽しむプロ野球様より

今年度で注目したいのは、シュートの割合です。2017年は投球で2% だった割合が、5%も増えています。スライダーとシュートは変化方向が逆ですので、元々スライダーPだった青山選手には大きな武器になります。

というはシュートを組み合わせることで、空振りが取れるスライダー、ストライクが生き、相手に狙い球を絞らせないことができるからです。

 

 

そしてもう一つ、彼の投球内容で目を見張るものがあります。それがこちら。

 

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2018年度 コース別被打席・打率 @データで楽しむプロ野球様より

彼の得意な対右打者のコース別被打率ですが、かなり外角に投げ込んでいる数が多いのが分かるでしょうか。

内角と外角をシュートとストライクを投げ分けつつ、最後は外角のスライダーで空振りに取るピッチングですね。つまり見せ球、カウント玉としてシュートが非常に生きているわけです。ストレートの空振り率が2017年と比べて2%UPしたのも、その副作用だと思います。

シュートを覚えたことでより打者を打ちとる幅が広がった、というのが今季の好成績の理由でしょう。

来期も個の投球術を生かして、ベテランの活躍を期待したいですね。個人的にこういう渋いベテラン選手は大好きなので、まだまだ活躍を見たいところです。

 

 

2018年もあとわずかですね、来年もちまちまとですがセイバー分析、オープン戦までに更新していければと思っています。年始中にまた更新したいと思います、来年1発目はフランク・ハーマン選手でいきましょう。

それでは皆さん、良いお年を。

 

 

 

セイバー使い始めた人の少し怪しい、2018年楽天セイバー分析 投手編 高梨雄平

予告日より遅れてですが、とりあえず投稿します。メッカンダです。

 

今回は中継ぎとして70登板の獅子奮迅の活躍をした、左キラーの変則サイド高梨選手をとりあげます。

とりあえずまず今年の成績から取り上げましょうか。こんな感じです。

選手名 登板 勝利 敗北 セーブ H 投球回 防御率
高梨雄平 70 1 4 1 16 48 2.44

 

登板数の割には投球回が少ないですね、理由として彼は左打者へのワンポイントとして扱われていたのもあるためです。

とはいえ、今年の楽天の継投の薄さもあり、ワンポイントだけでなく1イニング任されたり、僅差ビハインドや同点時に登板する便利屋的扱いになった結果がこの登板数なわけです。

ルーキーイヤーの去年の防御率1.03と規格外ですが、落とした今年2年目でこの成績とこの働きなら十分立派だと思います。

 

では、そんな彼のセイバー指標を見てみましょう。どん!

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2017年の成績はセイバーでも非常に優秀だとよくわかります、そして成績を落とした今年でもK/9,HR/9,WHIPを見ていると十分優秀な成績だと思えます。特にHR/9はこの登板数で被本塁打1本なので、この成績になっています。

2017年で気になったのがFIPの計算式の下にあるFIPと失点率の乖離防御率の下にちょこんと出てる数字が失点率ですが、2017年はFIPとの乖離が1.71という強烈な数字になっています。被BABIPの数値の低さと合わせると、2017年は運が良くてこの防御率になった可能性もあります。(1年ベースなので、言い切ることはできませんが。)

 

さて続いて2018年の成績の悪化の理由を探っていきましょう。

BB/9とK/BBの差が17年と18年では大きく違うところから、2018年は四球が増えています。この原因を探っていくと、彼の対左右別打撃成績の差にいきつきました。下記画像でお分かりの通り、右打者の対戦成績が左に比べるとすこぶる良くないのがわかります。

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この理由は左投げの彼の球種にあります。彼の投球割合をみてみましょう。

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彼がスライダーを多用するPだと分かると思います。特に2スト以降はスライダーの割合が多く、左殺しの決め球になっています。

右打者に打たれているのは、このスライダーが対右に機能しずらいということでしょう。右打者に対して向かって曲がってしまうので、捉えやすいのが大きいのでしょう。

ちなみに四球の増加ですが、このスライダーでの四球が多いので攻めるか荒れた結果だと考えるのがよいでしょうか。右の四死球が被打数に対しても多いので、右打者は見ていく意識が高いか、投球として攻めあぐねる確率が高い印象があります。

 

彼の今後の課題は右打者対策なので、ほぼ投げていないシンカーを使えるようになるか、シンカーをより高めていけば面白そうです。

イーグルス期待の中継ぎとして来年も活躍してくれればいいね。

 

次回は復活を遂げたスリーマウンテン(解散済み)の一角、青山選手を取り上げたいと

思います。28ぐらいにあげれればと思いつつ、また次回。ではでは。

 

 

 

セイバー使い始めた人の少し怪しい、2018年楽天セイバー分析 投手編 辛島航

皆様こんばんは。メッカンダです。

今回は楽天イーグルス辛島航選手について分析していきたいと思います。

 

ではまず2018年度の成績から。

選手名 防 御 率 S 奪 三 振 試 合 数 投 球 回
辛島 航 4.05 4 9 1 99 23 117 2/3

 

最終的な防御率が4点台とはいえ、9敗は負けすぎなのでは・・・と、思っていると

援護率のデータがそれを証明してくれました。

援護率は悲しみの2.85、以前紹介した則本、岸は4点台なのでムエンゴっぷりが輝く。

そして楽天ローテの若手勢の古川、近藤が辛島より更に援護率が低い、という事実に震えます。

 

 さて続いてセイバー分析のお時間。

今回はBB/9を指標として追加しております。なぜかというのは後述。

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各指標が優秀か劣っているかを見るために、それぞれの指標の平均を追加しています。

なんとなく数字のイメージがつきやすくなったのではないでしょうか?

 

彼の成績を2017年と2018年を比べると、WHIPが大幅に悪化しているのがわかります。では何故WHIPが悪化したのだろう、と考えているとK/BBの数値の悪化に目が止まりました。

というわけで、四球率のBB/9に注目した次第であります。

ちなみに2018年度の規定に達した他選手のBB/9を下の画像で見てみましょう。

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比較すると辛島選手は、ローテ級投手と比べると四球の多さで難があるというのが分かります。BB/9でも平均より悪化傾向ですし。

2017年は良かったので、彼自身の制球の問題か、今年に入って対策されていることも考えられるでしょうか。

 

更に彼の投球内容を突き詰めるべく「データで楽しむプロ野球」様の投球内容の項目を17年度、18年度で見ていると興味深いことに、18年度は球種ごとの四球数が万遍なくあがっているのがわかります。

そしてまた面白いことにストレートの見逃し率が20%(17)→28%(18)と、被打率も0.299(17)→0.321(18)と大きく上昇しています。

 

ここに秘密がありそうですね。流石にプロの技術内容まではわかりませんが、ストレートは見逃すまでギリギリまで引き付けるとかやってるんでしょうか。

彼の持ち味はチェンジアップによる速度差を活かしたタイミングのずらしなので、そこの対策の結果として、見逃し率がつながってくるかもしれません。(技術論は詳しくないので憶測になってしまいますが・・・)

 

来年はここの対策の対策が、彼の成績浮上の分れ道になりそうです。楽天左腕のエースとして頑張ってほしいなあ。

 

今回はこんなところで、次回更新は12月15日を予定、したいなあ。選手は考え中です。

ではでは。

 

セイバー使い始めた人の少し怪しい、2018年楽天セイバー分析 投手編 岸孝之

昨日は仕事疲れとやることで更新諦めました、メッカンダです。

さて始めましょう、楽天イーグルスセイバー分析。

 

今回は楽天イーグルスの2大エースの一人、岸孝之選手を取り上げます。

まずは2018年度成績から。

防御率 奪三振 試合数 投球回
2.72 11 4 159 23 159

今年度最優秀防御率を打ち立てたのは流石ですね、この防御率があったからこそ、勝ち星もついてきたという感じでしょうか。

ではさっそく、セイバー分析もドン! f:id:mekameka1:20181204225156j:plain

防御率が優秀なのと比例するように、WHIPも優秀ですね。
前年度と比べて四球数も減っており、K/BBの値からもそれが伺えます。K/9の数値も則本並みに高く、三振も取れて四球もあまり出さず抑えることが出来る、まさしくエースの投球をしていたことが分かりますね。
逆説的に言えば、エースの条件というのは投手を出塁させず、四球を出すことなく、ある程度狙って三振を取ることができるピッチャーということになるでしょう。
そう考えると、コントロールがよく、カウント玉、決め球があれば、エースが狙える投球スタイルだといえるのでしょう。それをするためにプロ野球選手は苦労してるのですから、かなり難しいハードルなんでしょうけど。

さてデータ的に気になるのは、HR/9の高さ。もともとフライPなので飛翔しやすいと言われていましたが、データでもそれを示しています。その影響でFIP防御率とかなり乖離していますね。
ちなみに一番HRを喰らった球団は西武ライオンズの8本。いかに楽天をカモにしていたかが分かりますね。

個人的に気になるデータは本年度の月別成績。 f:id:mekameka1:20181204232043j:plain 7月から調子を落としているのが見て取れますね。投球回も7月からガクンと下がっています。
夏頃から、レギュラーの野球選手にはつらい時期とはいいますが、彼自身の年齢が来年35と野球選手としては衰えも見えてくるタイミングだけに通年で活躍できるか怖いところです。

2度目の優勝が先か、野球選手としての寿命が先か。
来年、再来年あたりが勝負の年となるかもしれません。

それではまた近いうちに。次回は楽天左のエース、辛島でお送りしたいと思います。ではでは。

セイバー使い始めた人の少し怪しい、2018年楽天セイバー分析 投手編 則本昂大

では、早速始めましょう。

楽天イーグルスの誇る奪三振マシーン則本昂大を今回は分析。

 

まず今年度だけだとデータの傾向がわかりずらいので、デビュー年の2013年までデータを拾ってます。

ちなみに今年の成績

防 御 率
3.69 10 11
奪 三 振 試 合 数 投 球 回
187 27 180 1/3

 

門倉ばりの勝敗数ですね、防御率ですが2017年が2.57だったのでだいぶ悪化しております。

さて何があったのか、分析してまいりましょう。

 

今回の企画は、自分がそもそもセイバー計算式の過程を理解する目的もあるため、

単純な投球成績からでる

「WHIP」「K/9」「K/BB」「HR/9」「FIP」「LOB%」「被BABIP」「小松式ドミネーション」を採用しています。(小松式Dは先発と中継ぎ・クローザーを一緒の土俵に立たせるための指標として試しに使っています。)

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さて指標を見てみると、やはり防御率の悪化に比例して、WIHPとFIPも悪化しております。

残塁率を見るLOB%は成績が良かった去年とほぼ変わらず、被BABIPも変わらない(そもそも奪三振を取れる性質があるため被BABIPが上がりづらいのですが)うえ、奪三振率を示すK/9も例年と比べ、そこまで離れておりません。

そう考えると、三振は取れるが打ち込まれる状況が多いということでしょうか。

HR/9の数値の増加から察するに、長打を打たれる割合が増えたのは事実です。2017年の被本塁打11本と比べ、今年は18本の大幅増。

防御率の悪化はここに理由がありそうです。

 

さて2018年の対戦成績を見ると、早速犯人が分かりました。

犯人は、球団別防御率を9点台まで押し上げたペナントレース覇者、「西武ライオンズ」です。

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ネット界隈でも一部で話題になっていましたが、西武は則本の癖を見抜いているという噂が真実味を増しますね。

西武だけ投球回数と打者数が少ないにも関わらず、ここまで防御率を悪化させられているとなると則本は完全に攻略されていることに他なりません。

奪三振が少なく、四球が投球回を考えても多いことから、変化球を見切ってるといった印象を受けます。

 

来年の成績立て直しには、対西武戦をどう攻略するかにかかっているのは間違いないでしょう。楽天に浅村が来たとはいえ、西武打者はまだまだ猛者ぞろいです。

 

こんな感じで進めて参ります。明日は岸で、楽天2年分のデータを使ってお送りします。ぶっちゃけ仕事終わりなので、今日より文章少ないかもしれないけどご愛敬ということで一つ。

 

ではではー。